阿南町簡易水道 令和4年度水質検査計画
阿南町では水道法施行規則に基づき、毎事業年度の開始前に水質検査計画を策定し、水道加入者の皆様に対して情報提供を行っています。
このほど、令和3年度の水質検査計画を策定しましたので公表します。
水質検査計画とは
水道事業者は、水道法施行規則に基づき、水源種別、過去の水質検査結果、水源周辺の状況等について総合的に検討し、自らの判断により水質検査等の内容を定めた水質検査計画を作成し、毎事業年度の開始前に水道の需要者に対し情報提供することとされています。
阿南町の水質検査計画の概要
概要
基本方針
- 検査地点は、水道法で検査が義務付けられている給水栓に加えて、各水源で行います。
- 検査項目は、水質基準項目、水源の状況を把握するのに必要な項目を行います。
- 給水栓の検査頻度については、水道法に基づき、毎日検査及び月1回省略不可項目を行います。
- 水源の検査頻度については、全項目年1回行います。
水道事業の概要
- 給水状況
給水区域・・・阿南町簡易水道: 大下条、富草、
新野(矢野地区を除く)
和合上、上和合
給水人口: 3,947人(令和2年3月31日現在)
普及率: 92.5%(令和2年3月31日現在)
1日最大配水量: 2,269m3(令和元年度実績)
年間総有収水量: 423,984m3(令和元年度実績)
- 水源の名称及び種別
大下条地区: ブナ沢水源・内の沢水源・千草沢水源(表流水)
富草地区: 門原川水源・千草沢水源(表流水)
新野地区: 堂の沢水源(湖沼水・表流水)
上和合地区: 上和合水源(深井戸)
和合上地区: 大沢水源(表流水)
- 浄水場の名称及び浄水処理方法
富草浄水場(門原水源、685m3)急速ろ過、塩素、PAC、ソーダ灰
北条浄水場(千草沢水源、300m3)膜ろ過
大下条浄水場(ブナ沢・内の沢水源、1,221m3)急速ろ過、塩素、PAC、ソーダ灰
新野浄水場(堂の沢水源700m3)急速ろ過、塩素、PAC、苛性ソーダ
上和合浄水場(上和合水源、30m3)塩素
和合上浄水場(大沢水源、27m3)急速ろ過、塩素(PAC、苛性ソーダは高濁時のみ)
原水及び水質状況
各水源とも、取水付近及び上流には汚染源等はなく安定した水質を保つことができるが、降水量が増える時期は高濁になる恐れがあり注意が必要です。
検査地点
- 給水栓: 町内15か所において検査を行い、検査地点については配水区域内において行います。
- 水源: 各水源において検査を行います。
水質検査項目と検査頻度
- 給水栓: 水質検査項目表1参照
- 水源: 水質検査項目(水源の状況を把握するのに必要な項目について検査を行います。)
検査頻度(水源の状況に応じ表1のとおり行います。)
R4年度水質検査実施結果
R3年度水質検査実施結果
臨時の水質検査
臨時の水質検査は次のような場合に行います。
- 水源の水質が著しく悪化したとき
- 水源に異常があったとき
- 水源付近、給水区域及びその周辺において消化器系感染症が流行しているとき
- 浄水過程に異常があったとき
- 配水管の大規模な工事その他水道施設が著しく汚染されたおそれがあるとき
水質検査項目は基本的に全項目としますが、状況に応じて項目を決定します。
水質検査方法
採水は町で行い、水質検査から成績書の発行までの業務を、水道法20条第3項による厚生労働大臣登録機関である、一般財団法人中部公衆医学研究所に委託して行います。
水質検査計画及び検査結果の公表
水質検査計画は、毎年作成し、町ホームページで公表します。
全体の検査結果は、水質年報又はこれに準ずるものを発行し、町ホームページで公表します。
なお、水質検査計画については、毎年見直しを行い、状況に応じてそのつど改正します。
水質検査結果の評価
水質基準は、水道水が満たすべき水質上の用件であり、水道水すべてについて満たされる必要があります。そのため、検査結果の評価は検査ごとに行い、基準を超えている場合には直ちに原因を究明し、基準を満たす水質を確保します。
水源等で水質汚染事故が発生した場合
町役場内各課、県環境部水大気環境課、県下伊那地方事務所、関係水道事業体などと情報交換を図りながら、現地調査を行い、必要に応じて水質検査を行います。
水質検査項目
- 水質基準項目(51項目)
人の健康保護の観点又は生活上の支障を生ずるおそれの観点から必要な項目であり、水道法によって検査が義務付けられています。
- 水源の検査項目
水源の状況を把握するのに必要な項目であり、独自に設定している項目です。
この記事に関するお問い合わせ
建設環境課環境水道係
TEL 0260-22-4053
FAX 0260-22-2576
mail kankyo@town.anan.nagano.jp