消防署と消防団による合同防災学習会が開催されました

８月28日(月)夜に町民会館大ホールで、阿南町消防団による阿南消防署員の方々を講師に招いた、署団合同防災学習会が開催されました。

この取組みは毎年９月の第１日曜日（今年は3日）に各地区で開催される地区防災訓練に合わせて、地域に根差した消防団として、事前に防災学習を行い、身につけた知識やスキルを持って地域の皆さんに普及啓発をしながら地域防災力向上につなげていくことを目的としています。昨年も、開催を予定していましたが、新型コロナの影響により中止となったため、今回、初めての開催となりました。

内容は、地図上に各地区の災害危険箇所や避難所、避難に支援が必要な方々を書き出し、地域の防災上の特性や課題を知る『DIG訓練（災害図上訓練）』を行いました。

今年の６月の大雨において崩れた箇所や、福祉施設、自力避難が難しい高齢者が暮らす住宅など、参加した団員は意見を出し合い、ハザードマップと見比べながら、避難経路の確認を行いました。

今年は、大下条川田地区をモデル地区として、学習会を受けた団員と消防署員の方が地区の訓練に参加する予定ですが、今後もこうした取組みを継続し、様々な場面で、地域の安心と安全を守る消防団員の活躍の場が広がっていくことが期待されます。

熊谷英樹消防団長『地区の防災訓練は、これまで火災に対する消防団への派遣要請はあったが、これからは防災も普及啓発していかなければならない。団員には家族や大切な人を守るためのスキルとしてもぜひ身につけてもらいたい。』