和合の念仏踊り(2022年開催のお知らせ)
<和合念仏踊り開催のお知らせ>
2022年8月13日~16日に行われる和合念仏踊りにつきまして新型コロナウイルス感染拡大防止のため和合地区のみでの行事とし、他地区からの観光目的での来場はご遠慮ください。
(研究者・取材については事前申込の上観覧可能となります。)
申込については阿南町教育委員会(0260-22-2270)・和合出張所(0260-24-2333)までご連絡ください。
楽しいリズムに祈る無病息災(和合)
躍動感溢れる(8月13~16日)国重要無形民俗文化財
和合の念仏踊りは、平成26年3月10日に国選択無形民俗文化財から国重要無形民俗文化財に指定変更となりました。
緑豊かな和合の地
和合(わごう)地区は阿南町の中で、最も深山幽谷の趣深い場所に位置します。急傾斜地に建つ家屋や、守り継がれてきた畑などは、日本昔話の原風景に触れているような懐かしさを醸し出しています。訪れた人はきっと、これほどまでに美しい風景が残っていたことに感動されるに違いありません。
踊りと人々
昔から和合地区の人々は、念仏踊りを1年中で最も愉しみにしています。農作業などに追われる厳しい生活の中で、この日だけは晴れて仕事を休めたからです。
ほとばしるエネルギー
踊りはゆったりと厳かに始まり、次第に激しさを増していきます。ヤッコが長い竹の先に付いたチガヤをぐるぐる回し、6~7人の者が太鼓を打ち、カネを鳴らし、ヒッチキと呼ばれる踊り手が互いの体をぶつけ合いながら裸足で飛び跳ねます。かん高い音に、ほとばしるエネルギーが重なり、その様は見る者を圧倒します。笛は現在でも子供たちが吹いていますが、笛は重要で笛に合わせて太鼓を打ち込み、ヤッコとヒッチキも笛に合わせて踊ります。
祭りの由来
和合の開祖とされる宮下家15代、宮下金吾善隆(後の雷公五良助)が、およそ270年前、江戸へ免訴に行った帰りに、川中島(現在の長野市)から伝えたとされています。踊りの形は遠州の大念仏とよく似ていることから、宮下家の出身地である遠州から伝えられたとも考えられます。金吾善隆は念仏踊りが行なわれる林松寺に祠堂(しどう)を寄付し、仏教への信心が篤かったといわれています。踊りはかつて昼に行なわれたときもありましたが、現在は夜に行なわれています。
和合の念仏踊り会場はこちらです。
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