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新年、明けましておめでとうございます。
町民の皆様方におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと、お喜び申し上げます。
また、日ごろ、町政の全般にわたり、御理解と御協力をいただいておりますことに、厚く御礼を申し上げます。
昨年は、1年を表す漢字に「暑」が選ばれたように、梅雨明け以降、猛暑日と言うより「酷暑日」の連続により、全国で老若男女問わず熱中症にかかる人が続出しました。自然界では、魚介類の不漁が起こり、山では餌不足となった熊やイノシシなどが人里に多く出没するなど環境にも大きな影響を与えました。また、未来への希望を与えてくれた「暑」としては、小惑星探査機「はやぶさ」が地球への突入温度1万度に達する猛烈な暑さに耐え、世界で初めて小惑星の微粒子を地球に持ち帰るという快挙をなしとげました。
国政におきましては、一昨年、政権交代を果たした民主党が、6月に鳩山政権から菅政権となりました。昨年の参議院選挙で民主党が大敗したことで、ねじれ国会となり、更に、小沢問題や沖縄のアメリカ軍基地移転問題、尖閣諸島の中国漁船追突事件への対応などで混迷を深め、支持率を下げる状況となっています。年末に成立した補正予算により、景気の回復に向けた政策を確立し、早期の国政安定が実現することを願うものです。
こうした中、県内にあっては、8月の知事選により阿部新知事が誕生しました。長野県の発展のために、若きリーダーが先頭に立っての活躍を期待するところであります。知事の公約であります「長野県版の事業仕分け」が、15日から行われます。財政状況が厳しい市町村では、すでに身をそぎ落としてきている部分がたくさんあります。県の財政が厳しい状況にあるのは十分承知していますが、慎重に審議が行われることを望むものであります。
このような中、当町では、酷暑が続いたことで、農作物への影響が心配されましたが、大きな被害もなく平穏な1年でした。
2年目となりました「信州アトム」におきましても、一部農作物に高温・乾燥による生育の停滞が見られましたが、社員である農家の皆様や、静鉄ストアー様の御尽力により、目標としております「年金プラス50万円構想」を10名の社員の皆さんが達成されるなど、順調に売り上げを伸ばすことができました。
また、昨年4月にオープンしました「クラインガルテン新野高原」は、利用されるガルテナーの皆さんの宿泊も延べで3千日を超え、管理組合の皆さんが企画される各イベントをはじめ、地区の行事へも積極的な参加をいただいております。今後も引き続いて、地域と交流いただけるようお願い申し上げます。
これからは、リニア中央新幹線の長野県内駅が飯田へ設置されることがほぼ確実な情勢となってまいりました。リニア開通で飯田下伊那地域に大きな流れの変化がもたらされると言われています。クラインガルテンや農家民泊など、阿南町の豊かな自然や文化、田舎の互助精神などの観光資源を大いに活用した地域づくりに向け、町の将来に夢を膨らませるところあります。
特別養護老人ホーム阿南荘の移転改築につきましては、川田区の皆様の御協力を賜り、11月上旬に用地契約を締結することができました。その後、敷地造成工事に着手し、現在、順調に進んでおります。本体工事につきましては、県の許可が得られ次第発注ができるよう手続きを進めているところであります。
今年は、統一地方選挙の年であります。新年度の予算については、継続事業を除いて新規事業の当初予算への計上は見送り、骨格予算を編成したいと考えているところであります。昨年末に閣議決定された国の予算案では、2年連続で新規の国債発行額が税収を上回る「異常事態」となりました。政府は「財政健全化と経済成長の両立を図らなければいけないという、ぎりぎりの線で財源確保しながら必要なところには予算づけできた。」としていますが、具体的に当町にはどのような影響があるのか、不安や懸念がつきまとう状況ではありますが、自立した自治体として、限られた財源を有効活用し、骨格予算の編成となることで、町の仕事が滞るようなことのないように、また、町民の皆様方が、将来にわたり安心して暮らせることができる安全・安心な阿南町として、次の世代にしっかりとした生活基盤を引き継いでいけるよう、必要な施策を進めてまいりますので、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が、町民の皆様方にとって、幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。