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阿南町議会町長あいさつ

平成23年第6回阿南町議会定例会(第1日目)

平成23年9月7日


 おはようございます。9月2日より襲来しました台風12号においては、日本列島全域にわたり、大きな被害をもたらし、死者、行方不明者の数が90人余にも及ぶ大災害となりました。
 当初の天気予報によりますと、この地域を台風の中心が通過する予報でありましたが、日ごとに向きを西へと進路を変え、当町での被害は、収穫を控えた水稲が倒覆した程度ですみ、ホットしているところであります。まともに直撃していれば、和歌山、奈良のような被害になったかと思うとゾットするわけでありますが、被災をされました皆様に、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。

 さて、9月定例議会開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員各位におかれましては、農繁期に入り何かとご多忙のところ、条例案件、補正予算案件、決算認定等をご審議いただくために、ご出席賜りましたことに深く感謝申し上げる次第でございます。

 最初に、8月29日に行われました民主党代表選挙の結果、野田佳彦氏が新代表に選ばれ、8月30日の国会で第95代首相に指名され、9月2日、野田内閣が発足しました。
 東日本大震災から半年が経過しましたが、一日も早い復旧・復興と復興財源の確保、見通しがつかない福島原発故への対応や我が国のエネルギー政策の見直し、史上空前の円高とそれに伴う産業や雇用の空洞化など、様々な課題が累積しての船出となりますが、党利党略に終始した、この国の政治の停滞を打破し、この国難ともいえる様々の課題克服に向けて、全ての国会議員が英知を結集し、国民が信に願う泥臭いドジョウとして政策面で国民の期待に対して奮闘されんことを強く願ってやまないわけであります。

 8月5日には、JR東海が中間駅を高森町下市田―飯田市座光寺一帯の郊外に設置するとする、リニア中央新幹線の概略ルート案を発表しました。飯伊地区期成同盟会では、今後、飯田市民の水源域である風越山一帯を通過しないこと、中間駅は現JR飯田駅に併設すること、沿線地域の意見が十分反映される協議を、の項目をJR東海に要請していく方針ですが、私は、16年後の2027年東京―名古屋間の、開通に向けて大きな第一歩がしるされたものと高く評価しており、リニア新幹線が、首都圏や中京圏をターゲットとした、新たな産業の誘致や交流人口拡大に向けた起爆剤となるものと大いに期待しているところでございます。
 また、リニア新幹線、三遠南信自動車道の開通を見越した当地域の将来ビジョン、将来計画を今からしっかりと議論し指針を明らかにしていく大切な時期だと認識をしているところであります。

 今、当町の大きな課題として、少子化、高齢化、過疎化を招いている一番の問題点は、当町において雇用の場がない、産業がないことであります。安定した職場が存在することにおいて、Iターン、Uターン、若者の流失が防げ人口減少に歯止めがかかるものと確信し、雇用の場の創出にむけ、担当する者の人事異動を9月1日付けで行いました。新たに「特命プロジェクト対策幹」として佐々木民生課長を任命し、民生課長の後任に坂井教育委員会事務局長を任命いたしました。
 昨今の経済情勢から、工場誘致は極めて困難な状況ですが、富草の産業団地をこのままの状態で放置することも許されません。団地造成の所期の目的であります、雇用の場の確保を図るため、また首都圏で深刻化する高齢者福祉問題を解決する方策として、富草産業団地への都会の高齢者福祉施設の誘致を図るため、特命プロジェクト対策幹を任命したものでございます。
 誘致にあたっては制度的にもクリアーすべき様々な規制や課題がございますが、「総合特区」の申請等も視野に入れ積極的に取り組んでまいりたいと考えます。

 きめ細かな交付金を充当した新野高齢者生活支援ハウス建設事業と、住民に光をそそぐ交付金を充当した富草高齢者生活支援ハウス建設事業につきましては、地元地区での懇談会を重ねる中で、設計概要が決まりつつあります。地域住民の皆様のニーズを的確に捉えた施設づくりや運営を目指し、高齢者が安心して暮らせる居住環境の整備に努めてまいりますので、議会議員の皆様からも積極的なご意見、ご提言をいただきたいと存じます。

 また、例年10月に実施ております阿南町福祉祭りでありますが、今年は、10月15日土曜日に、阿南町商工業祭と合同で町民体育館において、ものまねバライティショーを開催いたします。芸能人として、小林幸子、五木ひろし、明石家さんま、綾小路きみまろの、ものまねをします4名をお招きし、楽しいショーになるものと思います。是非、多くの町民の皆さんにお越しをいただき、一日を楽しんでいただきたいと思います。

 それでは、ご審議いただく案件の概要を説明させていただきます。
 条例案件の、町税条例の一部改正は、罰則規定の強化、寄付金税額控除の適用下限額の引き下げなどが主な内容です。

 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正は、支給対象遺族の範囲を拡大するものです。

 特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例は、川田地区に建設中の阿南荘に関するものです。

 予算案件の一般会計補正予算第2号は、1億520万円を追加し、予算総額を40億3920万円とするものであります。
 内容は、普通交付税の決定にる1億5500万円を主な財源とし、町道の維持補修費に3000万円、大下条保育園駐車場用地取得、認知症グループホームやすらぎの郷改修補助、有害鳥獣駆除費用、和合森林組合事務所改築補助、阿南町商工会共通商品券補助、東日本大震災に伴う消防団員公務災害補償のための災害補償負担金などを計上しております。

 工事請負契約の締結につきましては、農業集落排水・新野浄水場の機能強化工事と救護施設阿南富草寮のスプリンクラー設置工事に関するものでございます。

 南信州広域連合規約の変更につきましては、副広域連合長を3名体制から1名体制に移行するための変更でございます。

 決算認定7件につきましては、平成22年度各会計決算の認定をお願いするものでございます。 その中で、町長報告にもございましたが、一般会計の財政運営の主な指標となる比率について触れさせていただきます。自治体の収入に対して、借金である公債費の返済が占める割合を示す実質公債費比率は、10.8%で、昨年比2.1ポイント改善しており、国の示す早期健全化基準値25.0%を大きく下回っております。

 財務省は、国債など「国の借金」が平成22年度末で924兆3596億円となり、過去最大を更新したと発表しています。1年で41兆4361億円増加し、借金を国民一人当たりに換算すると、722万円となります。財政健全化に向けて、消費税率の引き上げが大きな論点になってきております。  町の借金と言われます地方債現在高につきましては、私が町長に初当選した当時、平成18年度末で一般会計、水道会計、下水道会計を合わせて93億3800万円余、借入残高がありました。 平成22年度末現在では、63億6800円余の残高になり、この4年間で、29億7000万円余の借金を減らすことができております。 これは、国の交付税措置による財源確保ができたことと、返済のピークを越えたこと、国の経済対策の一環として様々な交付金制度が創設され、起債に頼らず投資的な事業展開が図れたことなどが要因でございますが、町では堅実な財政運営をしているということでご承知願いたいと存じます。
 職員の給与水準を示す指数に国家公務員を100とした場合の数値で示すラスパイレス指数がありますが、数値は89.6ポイントで県下77市町村中、阿南町は70番目の給与水準となっております。

 議案につきましては、それぞれ上程の都度、詳しくご説明申し上げますので、ご審議いただき、議決を賜りたいと存じます。

 以上、簡単でございますが、私のあいさつとさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

                                          

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