宮下家住宅
和合の宮下家住宅
宮下家住宅は、江戸時代中頃(1700年頃)の建築で、長野県の中南部に見られる本棟造の母体と考えられる「棟持柱構造」が特色の民家住宅である。外観からもわかる棟持柱は、水平に伸びる棟木を直接支え、民家建築の技巧や変遷を見る上で貴重である。
菅原道真が先祖といわれる宮下家は、1332年に遠州宮口(現静岡県浜松市宮口)より、「伊良湖大明神」を携えてこの地に移ったとされる。熊野社にはこの伊良湖大明神も祀られている。また、林松寺の創建にも関わっている。
江戸時代に庄屋をつとめてきたことから「大家」と呼ばれ、16代金吾善衡(雷公吾郎介)が川中島より念仏踊りを伝えたといわれている。8月13日から始まる「和合の念仏踊り」は、宮下家の庭も舞台の一つで昔の面影を今に伝える。
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